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11,554人

大江戸不動産様ニュース&トピックス

2021.06.12
コロナショックの中、1年以内に自宅を買っておかないとマズイ理由
2021.06.05
「ウッドショック」の波
2021.05.27
「人生最大の買い物」といわれるマイホーム。はたして買うべきか、買わざるべきか……。「購入派」と「賃貸派」、そして「戸建て派」と「マンション派」の論争は
2021.05.17
住宅ローン「年収1000万円で審査落ち、300万円で通過」の謎
2021.03.09
「ドアが勝手に」 街並み一変した高級住宅街、液状化で揺れた住民の思い【#あれから私は】
2021.02.19
高級タワマン住民から「住み替え相談」が次々と…「週末の地震」の後に不動産会社で起きたこと
2021.02.09
空前のブーム「新築戸建て」を割安に買う方法
2021.01.31
コロナで住宅ローン返済が厳しい人が「支払い減免」されるスゴい制度があった…!
2021.01.30
コロナで地方移住 、結局進まない理由
2021.01.25
首都圏中古マンション価格、4ヵ月連続上昇で最高値
2020.12.04
住宅ローンで不動産投資をして「自己破産」…そんなケースが後を絶たない理由
2020.11.30
※冬季休暇のお知らせ※
2020.10.09
新築なら「4階建て」中古なら「5階建て」を勧める意外な理由
2020.09.22
タワマン節税3つの罠 分けにくい、貸しにくい、売りにくい
2020.09.11
首都圏の新築戸建て、平均価格は反転上昇
2020.09.11
安倍首相辞任。アベノミクスで「マンション暴落」が起きず、価格上昇が続いた真の理由とは
2020.08.29
住宅総合指数
2020.08.23
都心の「狭小戸建て住宅」が、ここへきてバカ売れし始めたワケ
2020.05.30
営業時間の変更
2020.04.09
緊急事態宣言による時短営業について
2020.02.01
殺人や自殺、建物の「事故物件」に告知指針 国交省作成へ
2020.01.20
マンション暴落予測」がハズレ続ける理由 戸建て購入には好機到来か
2019.12.22
首都圏の新築マンション、売れないのに物件価格が下がらないのにはわけがある?
2019.12.08
※冬季休暇のお知らせ※
2019.12.02
東京23区の家賃相場が安い駅ランキング 2019年版
2019.11.26
一見うらやましく見える「タワマン生活」に隠れた「不公平感」
2019.10.11
※台風19号接近に伴う臨時休業のおしらせ※
2019.10.06
火災保険料値上げの見通し 自然災害相次ぎ支払い増
2019.08.26
大赤字で社員3割超が早期退職、急成長の投資用アパートTATERUの転落
2019.07.04
「売れない貸せない」郊外ベッドタウンの空き家が深刻
2019.05.04
フラット35を悪用し不動産投資 「住む」偽り賃貸用に
2019.04.28
ゴールデンウィーク通常通り営業中
2019.04.28
“選手村マンション”販売へ 価格は5000万円~1億円
2019.04.08
シンガポール富裕層が「東京中古ワンルーム」を買い漁るワケ
2019.03.09
いまマンションを「買っていい街」「ダメな街」を実名公開する
2019.02.15
首都圏新築小規模戸建て、価格は安定傾向
2019.02.15
首都圏分譲マンション賃料、3ヵ月ぶり上昇
2019.02.04
◇◇社員研修による臨時休業のお知らせ◇◇
2019.02.02
引っ越し難民」増加か ヤマト子会社引き受け停止や人手不足で
2019.01.31
東京圏、転入超過14万人=23年連続、一極集中続く-18年人口移動・総務省
2018.10.23
東京23区の新築マンション価格、消費増税の影響を受け微減と予測
2018.08.27
ガソリン車廃止で、大通りに面したマンションが“大化け”する
2018.08.23
タワマンが都心に建てられなくなる日は近い?
2018.07.26
賃貸住宅融資、支援機構が厳格化 サブリース巡り懸念
2018.06.11
「民泊」の届け出低調 新法施行前、サイトの削除相次ぐ 営業年180日制限が足かせに
2018.05.12
マンション修繕、割高契約に注意 国交省「相場」を公表
2018.04.23
首都圏人気マンションのキーワードはズバリ「始発」「都心へのアクセス」
2018.03.27
マンション修繕金、75%が足りず 高齢化で増額難しく
2018.03.12
スルガ銀「シェアハウス」のずさん審査に疑問
2018.02.22
マンション価格、過去最高=発売戸数は微増―17年
2018.02.13
「諸費用ローンワイド」の取り扱い開始 アルヒ
2018.01.23
マンション、バブル後最高値=首都圏平均5908万円―17年
2018.01.21
引っ越しで狙いたい、都内通勤で絶対座れる「穴場駅」清澄白河
2018.01.07
知られざる地雷、「マンションの駐車場」問題
2017.12.17
来年4月からインスペクション(建物状況調査)説明義務化。中古住宅選びはどう変わる?
2017.12.02
社員研修による臨時休業のお知らせ
2017.11.24
【チラシ掲載内容のお詫びと訂正】
2017.10.30
三菱UFJ信託、住宅ローンから撤退=低金利で採算悪化
2017.10.08
資産性の高さ、利便性… 注目集める「狭小住宅」の魅力
2017.10.01
「事故物件ロンダリング」次の次の入居者には告知せず契約…見抜く方法は?
2017.08.26
2022年に破裂する『生産緑地』という時限爆弾
2017.08.26
オーナー29人、レオパレスを提訴「建物の修繕不十分」
2017.07.08
マンション経営の収入にはどれくらい税金がかかるの?不動産所得の計算方法
2017.06.11
住宅ローン残高あるまま賃貸する場合の注意
2017.04.30
2017年都内公示地価 2.8%上昇
2017.04.24
マンション敷地に戸建て 二重使用で違法建築に 杉並区、是正命令も
2017.04.13
「フラット35子育て支援型」
2017.04.03
アパートローン「プチバブル?」マイナス金利追い風で急増 増える空室…日銀など対策へ
2017.03.23
住みたい街「清澄白河」
2017.03.06
「持ち家」リスクを甘く見ている人が招く不幸
2017.02.18
変動金利(半年型)で借りている人の注意点
2017.02.17
「マイホーム購入の適齢期」っていつ? プロが教えるライフプラン&住宅ローンのチェックポイント
2017.01.30
価格低下だけなら返済負担がラクになる,1割下がっても金利1%上昇で負担増加!
2017.01.22
<シングル女性>第2次マンション購入ブームは来るか
2017.01.13
中古購入40歳未満、住宅改修最大65万円補助
2016.12.12
※社員研修による臨時休業のお知らせ※
2016.11.27
タワー型マンションに住む危険性 健康面でリスク? なぜか役所も沈黙
2016.11.26
40階建てなら10%差=マンションの固定資産税見直し―新築対象に・政府
2016.11.06
不動産の相続、登記忘れで生じる様々な問題
2016.09.22
基準地価、全用途なぜ下落 公示地価と異なる動き
2016.08.27
「境界線と外壁の距離を50cm以上としなければならない」
2016.08.26
若年者の既存住宅取得・リフォーム支援で新規事業 補助額は最大65万円
2016.08.13
住宅ローン 携帯延滞で失格も
2016.07.26
※夏季休暇のお知らせ※
2016.07.01
<路線価>8年ぶり上昇…14都道府県プラス
2016.07.01
<路線価>8年ぶり上昇…14都道府県プラス
2016.07.01
路線価8年ぶりプラス 16年分の全国0.2%、14都道府県で上昇
2016.06.06
道路予定地上の住宅のメリット・デメリットは?
2016.05.17
地震のたびに強くなってきた耐震基準。旧耐震と新耐震をおさらい
2016.05.16
民泊を全面解禁 住宅地で営業認める 
2016.04.30
地価が値上がりしそうと思う街ランキングに清澄白河がランクイン
2016.04.29
5/3~5/5 休業のお知らせ
2016.03.06
マンション平均分譲価格が過去最高に そんな中でも新築にこだわる人は52.8%
2016.02.29
首都圏建売り、価格14%上昇4725万円
2016.02.23
マンション価格、過去最高=バブル上回る4618万円―15年全国
2016.02.16
16日からマイナス金利始まる 三井住友銀、住宅ローン10年固定型金利0・9%に 他行も引き下げ検討
2016.02.07
2月のフラット35金利が9か月ぶりに1.5%割り込む
2016.01.24
「マンション節税」防止 高層階、相続税の評価額上げ
2015.12.15
マンション平均価格 6000万円突破、24年半ぶり
2015.11.30
都心で超狭2LDKマンション大ヒットの理由
2015.10.03
東京超都心、五輪後も不動産価格は上がる説
2015.09.17
◆基準地価、三大都市圏の商業地3年連続で上昇 7月時点
2015.09.17
シルバーウィークのお知らせ
2015.09.06
東京都内2015年路線価2.1%上昇
2015.09.03
☆☆平成27年10月22日更新致しました☆☆
2015.05.23
離婚と引越し…。アメリカの実家が空き家にならないワケ
2015.04.24
ゴールデンウィークの営業について
2015.04.03
『国土交通省、平成27年地価公示発表・全国平均では住宅地が下落率縮小』
2015.02.09
3度目の「住宅エコポイント」は本当にお得か
2015.01.26
東京圏、地価下落ゼロ 6年9カ月ぶり 金融緩和追い風
2014.11.23
<アジアマネー>東京中心部の優良オフィスビル 次々買収
2014.10.27
都内路線価 6年ぶり上昇
2014.10.23
お詫び(資料請求ボタン動作せず)
2014.09.19
3大都市圏の基準地価、2年連続上昇 全国は1.2%下落
2014.09.13
住環境研究所、夫婦フルタイムで働く子育て家族の「家事分担度」を分析
2014.07.03
路線価、下落幅0.7%に縮小 14年 東京・大阪6年ぶり上昇
2014.06.27
「平成25年度土地に関する動向」及び「平成26年度土地に関する基本的施策」(土地白書)について
2014.06.15
宅地建物取引主任者から宅地建物取引士へ
2014.05.30
ガス器具製造のハーマン(大阪市)は29日、浴室暖房乾燥機約8万台の基板に発火の恐れがあるとして、リコール(無償修理)すると発表した。
2014.05.17
夫婦共有か単独か 住宅ローンのお得度比較
2014.05.17
神社でもらった家内安全のお札、自宅のどこに置けばいいの?
2014.05.03
ゴールデンウィーク休まず営業中
2014.04.29
暴力団事務所と瑕疵担保責任
2014.04.27
自殺物件の不告知をめぐるトラブル
2014.04.18
中古マンション成約件数、2年連続で過去最高を更新/東日本レインズ
2014.04.06
消費税8%で、どうなる「住宅ローン控除」
2014.03.21
消費税について
2014.03.18
公示地価、3大都市圏で6年ぶり値上がり
2014.03.01
H26年4月1日~売買契約書の印紙税が軽減されます
2014.02.19
物価が上がれば預貯金は「目減り」 どう対策する?
2014.02.15
2015年1月から相続税が増税!
2014.02.11
せっかく住宅を買うなら、資産価値が上がる町を選びたいもの。過去10年のデータと、今後の都市開発計画から、「これから値上がりする町」を予想する。
2014.01.30
一生賃貸で暮らすにはどのくらい蓄えが必要か
2013.09.27
豊洲駅~住吉駅間整備の早期事業化を目指します
2013.06.29
リバースモーゲージ みずほ銀行が参入
2013.06.13
固定金利への借り換え、「今でしょ」「まだでしょ」、あなたはどっち?
2013.03.23
グループ店舗のペットサロンが墨田区時間に掲載されました!
2013.03.14
東京スカイツリーからのTV電波発射は5月
2013.02.11
アベノミクスで”ミニバブル”に!?
2013.01.12
消費税増税による住宅購入者への影響
2012.04.29
携帯電話ご利用の皆様へ
2012.04.20
会員の皆様へ

大江戸不動産様ニュース&トピックス

  • 第1位

    新築一戸建て

    江東区北砂5丁目

    5,480万円(税込)

    都営新宿線「大島」駅徒歩15分

  • 第2位

    中古一戸建て

    江東区佐賀1丁目

    3,300万円

    都営大江戸線「門前仲町」駅徒歩8分

  • 第3位

    新築一戸建て

    江東区大島8丁目

    3,680万円(税込)

    都営新宿線「大島」駅徒歩8分

  • 第4位

    マンション

    江東区白河4丁目

    5,680万円

    東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅徒歩7分

  • 第5位

    マンション

    墨田区向島4丁目

    3,500万円

    東武伊勢崎線「とうきょうスカイツリー」駅徒歩8分

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2021.03.09
「ドアが勝手に」 街並み一変した高級住宅街、液状化で揺れた住民の思い【#あれから私は】
東京に隣接し、千葉県内でも屈指の高級住宅街がある浦安市。2011年3月11日、美しい街並みが液状化により一変した。被害は市域の86%におよび、インフラも大きくダメージを受けた。こうした中、行政が打ち出した対策工事の条件は実施地区の「全戸合意」。「安心が買えるなら安い」、「でも、本当に工事に効果があるのか」―。「二度と被害に遭わない」との願いは共通だが、住民の思いは複雑に揺れた。
(市川支局 町香菜美)



一変した高級住宅街

浦安市は元町地域、中町地域、新町地域、アーバンリゾートゾーン、工業ゾーンという5つの特徴あるゾーンで構成されている(同市提供)

 「雨でも降ったのかな」。同市に住む50代の女性は、東京メトロ東西線浦安駅まで娘を車で迎えに行く途中だった。経験したことがない大きな揺れ。帰宅すると、大雨が降ったように道路から水があふれ、水道管は破裂し自宅は傾いていた。1年ほど前に戸建てを購入し、引っ越したばかり。「一体何が起きたのか分からなかった」

 東京湾を埋め立てて、海沿いに高級住宅街を形成した浦安市を10年前、突如襲った「液状化現象」。道路はきしみ、ひび割れ、地面から噴水のように水が噴き出して至る所から泥水が出た。被害は市域の86%におよび7万5千立方メートルの土砂が噴出。地中のガス、上下水道が破損、地上の電柱が傾くなどライフラインも大きくダメージを受けた。

 特に被害が集中したのは戸建て住宅だった。

 「あれ、おかしいな。ドアが勝手に動く」

 JR京葉線の開通間近、35年ほど前に粉川英夫さん(72)は「便利になるだろう」と浦安市に引っ越した。3月11日は自宅で被災したが室内で大きな被害はなく、幸いけがもなかった。

 だが、家の外に出てみると、地面に亀裂が入り、水が噴き出していた。「大地震で地面が割れたのか」。液状化の文字は浮かばず、すぐに110番通報したがつながらない。「ようやく来た折り返しで『今どこでも起こっています』と伝えられた。ここだけだと思っていた」。家に戻るとドアが閉まらず、傾いているような感覚。自宅が12センチほど沈んでおり「半壊」と判定を受けた。

 同市は漁師町時代からの「元町」、埋め立てで計画的なまちづくりが行われた「新町」と「中町」の三つのエリアに大別され、粉川さんが住んでいたのは中町に当たる。埋め立て地であることは知った上で暮らしていたが、心配していたのは地震より洪水。元町と新町に挟まれたエリアは街の心臓部とも感じており「大丈夫だと思っていた」

「東日本大震災と同規模の地震で液状化被害を抑える」

 この言葉を掲げ「復興」へとこの街は動き出した。震災から半年たたずに学識経験者で構成する市独自の調査委員会を設置。翌年には具体的な工法を考える検討委員会が発足し、2013年、「格子状地中壁工法」を採用することとなった。宅地の境界の地盤中に、セメント系の固化剤を流し込んで碁盤の目のように囲む壁を造ることで、地盤の液状化を起こしにくくする工法だ。既存の住宅地での着工は前例がなかった。

 工費は国や市の補助を受けた上で、1戸当たり最大200万円程度の個人負担とされた。この多額の住民負担に加えて、着工の条件は「全戸合意」。10世帯以上をひとつの区域とし、全戸の合意が得られることが必要となった。一カ所でも不同意がある場合、格子の設計が成り立たないと想定されたからだ。


 「このやり方しかない。一番良い方法だと思った」。粉川さんはこの工法に賛成した。自宅の傾きは直していたものの、不安は残る。再び大地震が来た際、さらに工事費を負担するのは厳しいとも感じた。「200万円ほど払えば安心が買えるなら安い。行政が行う工事だから、信用もある」。

 自身の事業区域を一軒一軒回り、意見を聞いた。7割ほどの賛同は得たが、「効果が信用できない」「うちは被害がなかったから…」との声も。震災から数年がたち、すでに自費で対策工事を行った人や、自宅を建て替えた人もいた。戸建てに住んでいた高齢者が震災被害が軽微だった市内マンションに買い替えるケースも目立ち、中には市外へ引っ越した人もいた。

 結局、3割の住民からは同意を得られなかった。「市の対応は十分と感じる。ただ、全戸合意はなかなか厳しい」と粉川さんは振り返った。

 当初は事業計画策定の依頼が16地区(計約4100世帯)から寄せられていたが9割が断念。市は工事を合意の取れた3地区で実施する計画だったが、さらなる課題が待ち受けていた。

一番乗りで「全戸合意」した弁天2丁目地区。しかし、着工前に住民が同意書の撤回を求めた。当時撤回を求めた住民男性は「(推進派の)ご近所ににらまれたくないので仕方なく同意したが、家が傾く可能性もあると後で知った」と取材に語った。この男性も自費で自宅を建て替え、多額の費用をかけて地盤に傾き防止のくいを打ち込んでいた。

 一方、賛成だった70代の住民女性は落胆した。自宅は7センチ傾き、水道も被害を受け、数百万円をかけて自宅を修理していた。さらに個人で液状化対策をするとなると、数千万円の費用が必要と言われている。「自分の家1軒直したところで意味がない。200万円で済むなら満足だった」。約40年前に移り住んだ同市。周囲に学校も建設され、環境も良くなった。「全戸一致で工事ができると喜んでいたら、少したってから取り消しに。なぜ、どうしてという思い。今は地震が来ないことを願うしかない」。

 ようやく着工した舞浜3丁目の戸建て住宅地も、障壁に直面した。2017年、地中から想定外の埋設物が見つかったのだ。国の復興交付金が使える20年度までに工事を終える必要があり、リミットが迫る中、新たな工事では騒音や振動が発生するなどの懸念も。震災から数年がたって年金生活になった人もいる。

 「当時はなんとかなると思っていたけれど、もう自分の気持ちも少しずつ冷めてしまった」。70代の住民女性は振り返る。たびたび問題が発生することに、住民たちの熱意はしぼんでいった。継続を確認する調査では合意する住民は大幅に減り、中止を決定せざるをえなかった。



効果は地震が来てから分かる
 結局、事業が完了したのは当初依頼があった16地区から、東野3丁目(33世帯)の1区域のみとなった。

 学識経験者らでつくる復興交付金の評価委員会は「勉強会や説明会、合意形成などのプロセスでは市と住民の真摯(しんし)なやり取りを通じて、信頼関係の構築が認められた」と評価。家屋が建ち並ぶ市街地での特殊な工法であったことを考慮した上で「災害の多いわが国における液状化対策の取り組みの貴重な財産」と、先進的な好事例と位置づけた。

 ただ、工事を巡る住民の反応はさまざまだ。

 ある住民は「住民の理解があったからできた工事。効果があると思っているから賛成した」「安心を買うため」と、前向きに捉える。一方、別の住民は「住宅が建ったままの工事で本当に対策ができるのか。効果は地震が来たときに分かる」と疑問は払拭(ふっしょく)されないまま。「結局はコミュニティー、全戸合意が条件だったから。早く終わらせたいとも思った」と、複雑な胸中を明かす。1人でも反対すると工事は行われない。工事には反対でも、最終的に賛成に回った住民は「近所付き合い」を理由に挙げた人もいた。

 今後の液状化対策について市は、「現時点の市街地における工法としては、格子状工法以外に実施可能な工法が見当たらない状況。今後、国や県に新しい工法の開発を要望していく」とし、さらなる対策工事の見通しは立っていない。

 「やっと日常が戻った」との思いは共通するものの、10年後の今、さまざまな受け止めが交錯する被災地。「もう二度と被害が起きないでほしい」と強く願う気持ちは誰もが同じ。ただ、被害の大きさの程度が住民によってまちまちであること、本当の効果は大規模地震の発生まで可視化されないことなどによって、いろいろな思いが渦巻き、なかなか一つにまとまりきれなかったことに難しさを感じる。「全員一致」を出さないといけない手段が地域コミュニティーにとって果たして本当に良かったのか。答えは見えない。






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