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首都圏既存戸建て価格、反転上昇

(株)東京カンテイは8日、2022年11月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,908万円(前月比1.6%上昇)と反転上昇した。強い上昇とはいえないものの、価格は安定している。
 都県別では、東京都が6,129万円(同9.5%上昇)と前月の反動から大きく反転上昇。神奈川県は4,091万円(同3.7%下落)と反転下落した。千葉県は2,792万円(同4.4%上昇)と2ヵ月連続で上昇。埼玉県は2,870万円(同2.9%下落)と3ヵ月ぶりに反転下落した。

 近畿圏は2,732万円(同7.2%下落)と反転下落。大阪府と京都府での価格下落が影響して弱含んだ。都県別では、大阪府が2,984万円(同8.9%下落)、京都府が3,711万円(同12.6%下落)と大きく反転下落。京都府は京都市に高額物件の流通が存在しているものの量が減少した。一方、兵庫県は2,727万円(同2.9%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇した。

 中部圏は2,357万円(同3.0%下落)と4ヵ月ぶりの反転下落。愛知県は3,055万円(同0.3%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。

 宮城県は2,488万円(同1.8%下落)と反転下落。福岡県も2,495万円(同0.7%下落)と反転下落した。

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