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豊洲激震…!高級タワマンで「住民 vs 東京ガス」の大戦争が始まっていた…!

住民たちの怒りが爆発
photo by gettyimages

 多くの富裕層が住むタワーマンションが密集する街、豊洲が揺れている。

 きっかけは今年2月末、東京ガスが中期経営計画の中で、’25年に新豊洲駅周辺エリアで大規模な開発に着手すると明らかにしたことだ。焦点は計画の中にある推定180m級のタワマン。これまで未発表だった高層棟の登場に、戦々恐々とするのが近隣のタワマン住民だ。


 「私共のマンションのネット掲示板が炎上していることは把握しています。主に窓から見えるレインボーブリッジを遮る形でマンションが建つことに怒っているようです。中には『阻止しなければならない』と建設反対運動を呼びかける書き込みも目にしました。あまり大きな騒ぎにならないといいのですが……」(豊洲にあるタワーマンションの組合関係者)

 だが、残念ながらこの戦争、在来住民たちに勝ち目はない。そう指摘するのは、住宅ジャーナリストの榊淳司氏だ。

 「新しいタワマン建設に関して、近隣に説明をする義務は生じるでしょうが、建設地はあくまで東京ガスの土地。建築基準法的に合法であれば、在来住民の同意を得る必要はありません」

 とはいえ反対運動が盛り上がれば、計画の進行は遅れるだろう。新タワマン建築計画の発表に不安を抱く住民は他にもいる。榊氏が続ける。

 「東京五輪の選手村跡地に建設された『晴海フラッグ』の購入者です。同マンションは相場より安い価格のため、マンション投資家の応募が殺到。抽選倍率100倍超えの部屋も出ました。しかし、新計画により数少ない売りだった眺望が損なわれた。中古市場で高く売り抜くという当初の目論見は外れそうです」

 本誌が東京ガスの広報に取材を申し込むと、「地域住民の皆さまのご理解を得るよう努めながら、検討を進めて参ります」との回答があった。

 住民たちの思惑がぶつかる「戦争」の火の手は、想定外に拡大するかもしれない。



 都内に乱立するタワーマンションだが、このまま建設ラッシュは続くのだろうか。関連記事『タワマンの「一斉老化」が止められない…日本を蝕む「不都合な真実」』では、これからタワマンを襲う「暗い未来」について紹介する。

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