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首都圏既存戸建て価格、東京は頭打ち

(株)東京カンテイは6日、2023年3月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,849万円(前月比0.4%上昇)と反転上昇。東京都は5,688万円(同5.3%下落)と2ヵ月連続で下落。神奈川県は4,300万円(同3.5%上昇)、千葉県は2,801万円(同1.4%上昇)と、いずれも2ヵ月連続で上昇した。埼玉県は2,951万円(同3.4%上昇)と上昇に転じた。資材価格の影響で価格上昇が続く新築戸建てとは異なり、既存戸建ては最も価格が高い東京都で天井に達し、価格調整が入ったとみられる。

 近畿圏は2,707万円(同7.7%下落)と大幅な下落となった。都県別では、大阪府が3,030万円(同6.0%下落)と2ヵ月連続で下落。兵庫県も2,652万円(同9.3%下落)と、2ヵ月連続で下落した。京都府は3,323万円(同5.5%下落)と下落に転じた。全府県で価格が前月比5%以上下落している。

 中部圏は2,479万円(同1.5%下落)と反転下落。愛知県は3,132万円(同0.5%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。

 宮城県は2,609万円(同0.1%下落)と3ヵ月連続の下落も、下落幅は徐々に縮小している。福岡県は2,549万円(同1.0%上昇)と3ヵ月連続で上昇した。

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